ヘリタンス・カンダラマホテル(スリランカ)

スリランカの建築であるジェフリー・バワが建築したヘリタンス・カンダラマホテルを見たくて、スリランカへ行ってきました。

スリランカはインドの横に浮かぶ島国で、その大きさは北海道の約0.8倍です。小さな国土にもかかわらず、6つの世界文化遺産と2つの世界自然遺産の計8つの世界遺産を擁しています。


セイロンティーが有名ですが、2009年に内戦が終了したばかりで観光地としては新しいです。日本(成田国際空港)からスリランカ(バンダラナイケ国際空港)までの直行便のフライト所要時間は往路で10時間、復路で8時間10分程度です。 時差は-3時間30分です。


ジェフリー・バワ(1919年7月23日 - 2003年5月27日)は、スリランカのコロンボ出身の建築家です。スリランカを代表する建築家で、ビーチのリゾート・ホテルを多く手がけています。また、スリランカの国会議事堂のデザインも行っています。


【ヘリタンス・カンダラマホテル】

私が行きたかったヘリタンス・カンダラマホテルは、バワに珍しい山のリゾート・ホテルです。建物の端から端までが1キロ近くにも及ぶという超大型ホテル(客室数は150室程)ですが、この巨大な建築物がジャングルと一体感になっているのが大きな特徴です。


人類滅亡後のホテルを思わせる木々と一体感のある外観はインパクトがあります。館内に設置しているむき出しの大きな岩や廊下から見える生い茂った木々を見ていると、ジャングル内を歩いているような錯覚をします。


窓を見ると野生の猿がくつろいでおり、夜には蝙蝠が廊下を飛び交っています。少しホテルから離れると人工湖、カンダラマ湖が広がります。

小学生なら喜びそうな、ちょっとした冒険がところどころに見られます。それでいて、館内に設置されてあるインテリアは魅力的で、インフィニティプールを含む3つのプ-ルは、リゾートを満喫させてくれます。


非日常を味わえる不思議なホテルですが、食事も楽しみの1つです。レストランが幾つか擁していますが、今回はブッフェスタイルのレストランで食事をしました。スリランカ料理(カレー)も並びますが、世界各国の料理を頂けます。今回は2泊しましたが、趣向を凝らした料理は滞在日数を増やしたいと思わせるものでした。



【世界遺産「シーギリヤロック」】


ヘリタンス・カンダラマホテルの近くには、世界遺産「シーギリヤロック」があります。ここを登ることが、今回の旅行の2つ目の目的です。


「シーギリヤロック」は狂った王様が作った「天空の宮殿」とも呼ばれています。平民出身の母親を持つ王の息子がクーデターを起こして父親から王権を奪取しましたが、王族出身の母を持つ弟に王位を奪還されることを恐れて高さ約200mの巨岩の上に宮殿を築いた宮殿です。


防衛力を期待して作られた宮殿だけあって頂上までは急勾配な階段が続きます。足に障害のある私にとっては、どんな景色かを期待するよりも「登れるのか?」という不安の方が大きかったです。


「シーギリヤロック」登頂した帰り道、アユールベーダーでリフレッシュしました。人の体は、「ヴァータ(風)・ピッタ(火)・カパ(水)」の3つのエネルギーで構成されているとのことですが、私はカパ(水)が不足しているとの診断を受けました。


旅行番組等でも取り上げられることが増えているスリランカですが、直行便は成田国際空港からしかなく、観光地としてもまだ発展途上のように思われます。今後はますます人気がでてくるものと思われます。


(執筆 観光ビジネス研究会 若島浩文)

  https://www.kanmado.com/blank-20


観光レポート

Webサイト「観光の窓口」を運営している 観光ビジネス研究会が 各地域の観光スポットを紹介します!

0コメント

  • 1000 / 1000